ニコリオ/酪酸菌サプリがヒット/「脂肪減少」と「腸内環境」のダブルの機能性(2023年3月2日号)

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酪酸菌の機能性表示食品「ラクビプレミアム」

酪酸菌の機能性表示食品「ラクビプレミアム」

 健康食品や化粧品のECを展開するニコリオ(本社東京都、中上元弘社長)が22年10月に発売した酪酸菌の機能性表示食品「ラクビプレミアム」が、発売から4カ月で約20万個を売り上げるヒット商品となっている。一時的に在庫切れも発生したという。40~50代の女性が顧客の中心となっている。「脂肪減少」と「腸内環境改善」のダブルの機能性がヒットの要因となっているようだ。
 「ラクビプレミアム」は、「継続摂取により、善玉菌(酪酸菌)、短鎖脂肪酸(酪酸、酢酸)を増やし、便秘気味の方の腸内細菌叢(腸内フローラ)、腸内環境を改善する機能、BMIが高め(23以上30未満)の方のお腹の脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)、ウエスト周囲径、体脂肪率を減らし、体重が減少するのを助け、高めのBMIが低下するのをサポートする機能があります」と機能性を表示している。
 機能性関与成分は、「酪酸菌(Clostridium butyricum)、3―(4―ヒドロキシ―3―メトキシフェニル)プロピオン酸(HMPA)」となっている。最終製品を用いた臨床試験によって、機能性を評価している。「酪酸菌」を機能性関与成分とした機能性表示食品は23年2月時点で、同商品のみとなっている。
 ニコリオによると、「ラクビプレミアム」は、新規顧客や休眠顧客による購入が多いという。「ラクビプレミアム」の顧客の内、LINEやフェイスブックといったウェブ広告媒体から流入する新規顧客が約7割を占めるという。これまでニコリオの商品を購入した顧客で、「ラクビプレミアム」をきっかけに再購入した顧客は3割となっている。
 同社では「ラクビプレミアム」について、「ダイエット+腸活」の訴求を行っており、新規顧客の順調な獲得につながっているという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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