オイシックス・ラ・大地/「コーヒーかす」を再利用/プロントと共同で商品化(2023年3月2日号)

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新商品「コーヒーから生まれた 黒糖あられ」「コーヒーから生まれた チョコあられ」の販売を開始

新商品「コーヒーから生まれた 黒糖あられ」「コーヒーから生まれた チョコあられ」の販売を開始

 オイシックス・ラ・大地は2月23日、アップサイクル商品を開発・販売するフードロス解決型ブランド「Upcycle by Oisix」において、プロントコーポレーションと共同開発した新商品「コーヒーから生まれた 黒糖あられ」「コーヒーから生まれた チョコあられ」の販売を開始した。オイシックスが飲食店とアップサイクル商品を共同開発するのは初めて。
 プロントの店舗から出る抽出後のコーヒー豆のかすを安全性を担保した状態で集め、アップサイクルし商品化した。外食産業のフードロス削減にともに乗り出す。
 プロントでは、豆かす「コーヒーグラウンズ」の廃棄に課題を抱えており、アップサイクルに取り組むことで、家庭ごみ削減のヒント、外食産業での課題解決の両方に意義があると考えた。
 2月22日に都内のプロント店舗で開催した発表会で、オイシックス・ラ・大地の執行役員・グリーンプロジェクト責任者の東海林園子氏は「事業系の原料廃棄の課題解決に向けて積極的に取り組んでいきたい」と話した。プロントコーポレーションの経営企画本部SDGs推進担当部長の森谷晋一氏は「カフェ業界では大きな課題となっており、これまでは建材やたい肥、飼料などに活用してきたが、今後はさまざま商品化を進めていきたい」と述べた。

グリーンプロジェクト責任者の東海林園子氏

グリーンプロジェクト責任者の東海林園子氏

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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