Waqoo 22年10―12月期/売上39.4%減/参入増で顧客獲得に苦戦(2023年3月2日号)

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 化粧品のD2C事業を展開するWaqoo(ワクー)の22年10―12月期(第1四半期)の売上高は前年同期比39.4%減の4億8900万円だった。参入企業の増加やCPA(顧客獲得単価)の上昇などにより、新規顧客獲得に苦戦した。
 営業利益は7900万円(前期は5400万円の営業損失)、経常利益は8300万円(同5200万円の経常損失)、四半期純利益は6700万円(同5300万円の四半期純損失)だった。
 今期から、新たに「湘南美容外科クリニック」を運営するSBCメディカルグループとの業務提携により開始したメディカルサポート事業の収益が加わっている。
 メディカルサポート事業の売上高は1200万円だった。医療クリニックに向けた広告制作サービスや、「血液由来加工・脂肪由来幹細胞加工」の営業受託サービス事業を展開し、提携医療機関の拡大に努めた。
 今期はD2C事業とメディカルサポート事業の双方で、SBCメディカルグループとの協業を推進していく。D2C事業に関しては、共同での新商品の開発・販売、クリニックへの商品卸などを行う。メディカルサポート事業では、クリニック向け広告の運用受託、再生医療事業部の立ち上げに取り組んでいく。
 23年9月期の売上高は17億9100万円、営業利益は1億1500万円、経常利益は1億4900万円、当期純利益は1億2200万円を計画している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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