パートナーコ・インターナショナルLLC/ニューエイジインクの事業承継を発表/新会社「パートナーコ」設立(2023年2月23日号)

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記者発表で説明するジョン・R・ワズワースCB0(左)と勇史行ゼネラルマネージャー

記者発表で説明するジョン・R・ワズワースCB0(左)と勇史行ゼネラルマネージャー

 パートナーコ・インターナショナルLLCは2月17日、都内にあるニューエイジジャパン本社でメディア向けのラウンドテーブルを開催。ニューエイジインクから事業承継して設立した新会社「PartnerCo International」(パートナーコ・インターナショナル)の概要を発表した。
 パートナーコ・インターナショナルは本社をプエルトリコに構え、グローバルにおける親会社として事業の統括を行う。日本市場においては、ニューエイジジャパンおよびニーエイジワールドワイドインク日本支店、ゼンノアジャパンが新会社の子会社となる。
 新会社の立ち上げに伴い、ニューエイジの2社は、23年春~夏頃に社名変更を行うとしている。
 新会社の創設者兼CEO(最高経営責任者)には投資家のダレン・ゾブリスト氏が就任。また、モリンダ創業時からトップリーダーで活躍してきたジョン・R・ワズワース氏が、創設者兼CBO(最高ブランドパートナー責任者)に就任した。日本市場における統括として、ニューエイジジャパンで副社長だった勇史行氏が日本地域統括ゼネラルマネージャーに就任した。ニューエイジジャパンの長濱創社長と、ゼンノアジャパンの菅原誠司ゼネラルマネージャーは、引き続き現役職を務める。
 日本市場での展開について、勇ゼネラルマネージャーが説明。「人と直接会うことを重視していきたい。ファンミーティングの開催頻度の増加やブランドパートナー主催のミーティングをサポートしていく。また、SNSなどのデジタルツールの活用も進めていく予定だ」としている。
 ラウンドテーブルでは、ニューエイジインクを含む4社の清算手続き(チャプター11)にも言及。ワズワースCBOは新会社立ち上げの経緯について「ニューエイジインク他の資産を購入して無借金での立ち上げとなった。全くのゼロからではなく、土台のある状態で新たにスタートする」と話した。またチャプター11については「新会社とは関係ない、別存在の話だ」としたうえで、「1週間ほど前にクロージングプランがデラウェア州地区連邦破産裁判所に認められたようだ。あと1週間ほどで終結するという話を聞いた」と話した。なおニューエイジワールドワイドインク日本支店の細谷哲也日本支店代表は、同件について「パートナーコという会社としては、正式にコメントする立場にない」としている。


■キックオフMTに会員500人が参加

 午後からは、東京・新宿住友ホールにてキックオフミーティングを開催、約500人の会員が参加した。会員に向け、新会社名称や、今年の施策を発表した。
 会の冒頭、ワズワースCBOが登壇しあいさつ。「パートナーコとして、新たなスタートを切る一日だ」と話し、新会社の名称を会員に向けて改めて発表した。
 続いて、ゾブリストCEOからのビデオメッセージを放映。新会社への思いを述べたうえで「CEOとしての私の役割は、皆さんがビジネスを構築するために必要なものを提供することだ。ビジネスをともに築きあげていくパートナーでありたい」とメッセージを送った。
 続いて登壇した勇ゼネラルマネージャーは「直接人と会う」という活動方針を強調したうえで、「女性が輝く社会を実現させていきたい」と話し、子育て世代が活動しやすい仕組みづくりを進める方針を示した。
 会の後半では、今年のビジネスプランを発表した。「タヒチ・マイレージプラン」では、活動のゴールをタヒチへのインセンティブ旅行として、マイル獲得を進めていくという。
 マイレージプランの一環として新たな取り組みも導入する。名称は「30日間チャレンジ」。SNSツールのLINEを用い、製品を使用した感想を友人などへ毎日共有する。この活動を通じた新規獲得に応じてマイルを獲得できるとしている。
 イベントではこのほか、タイトル獲得者の表彰式、マイルを獲得できる抽選大会などが行われた。

キックオフミーティング会場の様子

キックオフミーティング会場の様子

(写真左から)キックオフミーティングで登壇するジョン・R・ワズワースCBOと勇史行ゼネラルマネージャー、ニューエイジジャパン長濱創社長

(写真左から)キックオフミーティングで登壇するジョン・R・ワズワースCBOと勇史行ゼネラルマネージャー、ニューエイジジャパン長濱創社長

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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