Muscle Deli/「フレイル」の認知低く/独自の調査で明らかに(2023年2月16日号)

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 ダイエットやボディーメークを目的とした冷凍弁当の通販を行うMuscle Deli(マッスルデリ、本社東京都、西川真梨子社長)は2月1日、シニア世代と孫世代をつなぐサービス「もっとメイト」を運営するMIHARU(東京都)と共同で、日本に住む50代以上の男女を対象に食生活のアンケートを実施し、結果を発表した。
 それによると、「フレイル」の言葉や内容について、「どちらも知らない」と回答した人は全体の40.6%で、「知っている」との回答は39.6%、「言葉だけ知っている」は19.8%の結果だった。
 「食事から意識的にタンパク質を取っているか」との問いについては、「フレイル」の内容を正しく理解していない人ほど取り組んでいないことが分かったとしている。
 シニア世代の生活実態についても調査している。106件あった回答のうち、「一人暮らし」と回答した人が38.7%と最多で、「配偶者と二人世帯」が30.2%で続いた。
 「自身で料理をする頻度」についての回答は、「週6以上」が50.9%と最も多かった一方、「調理しない」は22.6%あった。
 また、「身近に食事や栄養について教えてくれたり、サポートしてくれる人はいるか」について、40.6%の人が「いない」と回答した。
 アンケート調査では7割の人が「同年代の同姓と比較して健康に気を付けた食事を心掛けているか」との質問に「はい」と回答。ただこの中でも「フレイル」という言葉の意味を理解している人は40.6%で、同社は認知度が低いとみている。
 「もっとメイト」はスマホ操作のレクチャー、趣味や相談の相手など、シニア世代と若い人をつなぐサービス。近年は手軽にタンパク質を取ることができる「マッスルデリ」の利用を提案の中に入れている。また、ECで簡単に購入できることも利点で、「マッスルデリ」を含むフードデリバリーサービスなどの使い方のレクチャーも行っている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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