オリゼ/2億円の資金調達/商品開発やデータ分析に充当(2023年2月16日号)

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小泉泰英代表

小泉泰英代表

 米こうじブランド「ORYZAE(オリゼ)」を展開するオリゼ(本社東京都、小泉泰英代表)は1月31日、総額2億円の資金調達を実施したと発表した。調達資金は新商品の開発、販路開拓、米こうじの研究開発費などに充当する。売り上げの増加とともに、米こうじの認知拡大を図る。
 投資ファンドのCA Startups Internet Fund3号投資事業有限責任組合、epiST Ventures 1号投資事業有限責任組合、ナント CVC3号あけぼの投資事業有限責任組合などから資金調達を実施した。
 調達資金を生かし、(1)商品、販路を含めた砂糖代替甘味料としての新たな可能性の模索(2)「ORYZAE」の有用性に関する定量的な研究分析の実施(3)新たなパートナーとの量産体制の構築─などに注力していく計画だ。
 「さらに当社を利用してもらうために、食に詳しい教授や研究機関と連携して、こうじや発酵が作り出す栄養素や健康エビデンスを明らかにする。認知を広げるために、ECサイトだけの販売ではなく、行政やメーカーに働き掛けたり、ティックトッカーにPRを依頼したりして、さらなる事業加速につなげていく」(小泉代表)と語る。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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