【航空大手2社がECモール開設】 3000万人超のマイル会員を活性化/JALは初夏に開設(2023年2月9日号)

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1月31日に開設した「ANA Mall」

1月31日に開設した「ANA Mall」

 日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)の航空大手2社が、マイレージ(マイル)をためたり、利用したりできるECモール展開を開始する。両社とも3000万人超のマイル会員を抱えている。ECモールを開設することで、マイル活用の幅を広げ、会員の活性化を図る。
 ANAグループのANA Xは1月31日、”旅と日常がつながるECモール”をコンセプトとしたECモール「ANA Mall(エイエヌエーモール)」を開設した。ANA直営店だけでなく、出店企業の商品購入においてもマイルをためたり、利用したりできる。
 開設時には高島屋やディノスコーポレーション、ハースト婦人画報社、成城石井、ストリーム、アンファー、九南サービスなど23店舗が出店している。食品、家電、家具や地域特産品など、多彩な商品を展開する。
 「ANAショッピングA’style」や、地域の魅力を旅するショップ「TOCHI’DOCHI(トチドチ)」など、ANAグループの5店舗もモールに集約した。
 JALと子会社のJALUXは2月3日、ECモールを今年の初夏ごろに開設すると発表した。現在、運営しているECサイト「JALショッピング」は、同モールに統合する予定だ。
 新モールには、JALオリジナル商品をはじめ、グルメやワイン、ファッション、生活雑貨、家具・家電など、幅広い商品ラインアップを取りそろえる。
 利用者の多いポイントプログラムであるマイルサービスを提供する2社がマーケットプレイスに参入することで、EC事業者の新たな販路が広がる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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