佐川急便/宅配便料金を値上げ/関東から関西の60サイズは990円(2023年2月2日号)

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 SGホールディングスグループの佐川急便(本社京都府、本村正秀社長、(電)075―691―6500)は1月27日、宅配便の料金を値上げすると発表した。関東から関西までの、3辺の合計が60センチまでの荷物は、現行の880円を970円に値上げする。運賃改定は4月から。エネルギーや施設・車両等の価格高騰および労働コストの上昇などから値上げを決めた。
 「飛脚宅配便」の料金改定は別表の通り。値上げ率は60サイズと80サイズが10%台、他のサイズが7%台の値上げとなる。このほか、「飛脚クール便付加料金」は、140サイズの20キロを880円(現行は715円)、30キロを1100円(同935円)に引き上げる。
 さらに、「飛脚特定信書便」「飛脚ラージサイズ宅配便」の運賃も値上げする。物価高騰が続く昨今、宅配便のインフラと、その品質を維持・向上するのが目的としている。
 物流の2024年問題に対応した従業員とパートナー企業の労働環境改善や、顧客ニーズに対応したサービス品質の維持・向上も料金改定の理由だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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