生活協同組合コープみらい/ドローン配送に参画/秩父市やKDDIなどと共同で(2023年2月2日号)

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共同記者会見の様子

共同記者会見の様子

 首都圏の地域生協、生活協同組合コープみらい(本部埼玉県、新井ちとせ理事長)は1月26日、秩父市やゼンリン、KDDIなどと共同で、土砂崩落の影響が続く秩父市中津川地内でドローンを使った物資の定期配送への参加を始めた。
 22年9月に土砂崩落が発生し、物流が寸断された秩父市中津川地内の地域住民に冬季期間の生活を支援する。
 同生協では、昨年10月に秩父市とゼンリンが締結した「緊急物資輸送に関する連携協定」をもとに、賛同企業6社が加わり「&(アンド)プロジェクト」として連携・実施する。ドローン定期配送の実現で、中津川地内へ食品や日用品、医薬品などを短時間で配送することが可能となる。
 希望する住民は、電話などで事前に商品を注文し、コープみらいのウエルシア秩父影森店、ファミリーマート道の駅大滝温泉店が注文商品をピックアップする。各社にトラックで道の駅大滝温泉まで配送し、ちちぶ観光機構が、各社の注文品を個人ボックスごとに箱詰めする。その後、ドローンで配送し、中津川地内の区長が注文商品を受け取り、各世帯まで商品を届けるという。

ドローンでの定期配送の実現

ドローンでの定期配送の実現

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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