オイシックス・ラ・大地/梅でアップサイクル/チョーヤと協業し初開発(2023年2月2日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
グリーンプロジェクト責任者の東海林園子氏

グリーンプロジェクト責任者の東海林園子氏

 オイシックス・ラ・大地は1月26日、チョーヤ梅酒と共同開発した新商品「梅酒から生まれたしっとりドライフルーツ」の販売をECサイト「Oisix」で開始した。他社の原料をアップサイクルして、商品化するのは今回が初めて。
 梅酒づくりで使われた梅を丁寧に種抜きし、独自の製法でしっとりとしたドライフルーツに仕上げた。ヨーグルトやサラダのトッピング、菓子の材料として利用できる。
 1月25日にチョーヤの実店舗「The CHOYA 銀座BAR」で開催した記者発表会で、オイシックス・ラ・大地の執行役員でグリーンプロジェクト責任者の東海林園子氏は「チョーヤの梅酒づくりで使用された梅をアップサイクルすることで1商品当たりの食品ロス削減量は120グラムとなる。今回は合計で50トンのフードロス削減につなげたい。フードロス削減の取り組みを加速させるために他社との協業も加速させたい」と話した。
 チョーヤ梅酒の企画広報推進部の森田英幸氏は「これまでも商品化されなかった素材は飼料や肥料として活用してきた。JA岐南の紹介で今回の商品化に至った。有効活用していただくのは大変ありがたい」と話した。
 チョーヤの実店舗「The CHOYA 銀座BAR」では、今回の商品を使った「梅づくし」のアフタヌーンティーメニューを1月29日から期間限定で提供する。

チョーヤ梅酒と共同開発

チョーヤ梅酒と共同開発

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ