ビビッドガーデン/SDGs取組む生産者支援/第1弾はSBI FXトレードと協業(2023年1月19日号)

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記者発表会の様子

記者発表会の様子

 産直通販サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデン(本社東京都、秋元里奈社長)は、SDGsに取り組む生産者を支援する新プロジェクト「食べチョク一次産業SDGsプロジェクト」を開始した。プロジェクトに賛同した企業と協業し、生産者の長期的な支援につなげる。第1弾はSBI FXトレード(本社東京都、藤田行生社長)と組む。
 1月18日に都内で開催した記者発表会で秋元社長が明らかにした。SBI FXトレードの新規顧客や既存顧客のキャンペーンや、お中元やお歳暮など顧客向けのギフトにSDGs関連食材を活用してもらう。
 また、SBI FXトレード社員のSDGsに対する理解を促すためにオンラインセミナーを実施する。「公益財団法人SBI子ども希望財団」を通じて食材の寄付やオンライン料理教室を行うほか、被災生産者の食材を積極的に購入するなど、最適なサポートを両社で検討する。
 ビビッドガーデンはこれまで、ECサイト内で「SDGs特集」を実施。「循環型農業」や「未利用魚」など七つの切り口でSDGsに積極的な生産者の商品計380点を紹介してきた。また、コロナ禍や豪雨、台風などで影響を受けた生産者向けに1口500円の応援チケットを販売したり、共同出店機能、地方自治体と連携を強化したりしてきた。
 ビビッドガーデンの秋元社長は、「当社でもこれまで支援をしてきたが、複数の企業で取り組むことで、より支援につなげると考え、今回のSDGsプロジェクトを始めた。長期的な生産者の支援につなげていきたい」と話した。
 SBI FXトレードの藤田社長は「当社の顧客から潜在的な関心の高さを感じていた。外国為替取引を通じて、継続的に自然とSDGs活動に参加して実感してもらいたい」と述べた。

あいさつする秋元里奈社長

あいさつする秋元里奈社長

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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