CloudNine/NMN特別セミナーを2都市で開催/近畿大学の准教授が講演(2023年1月12日新年特大号)

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あいさつする島本倖伸社長

あいさつする島本倖伸社長

 CloudNine(クラウドナイン、本社広島県、島本倖伸社長)は22年12月3日から2日間に渡り、東京・大阪の2都市で、NMNサプリメント「Refeelas(リフィーラス)」の特別セミナー「NMN最新臨床データ発表会」を開催した。全国から約200人以上の会員が参加した。同イベントは今年2月の開催から2回目。
 島本社長は冒頭のあいさつで「『リフィーラス』は発売から2年半で累計10万個以上を販売し、著名人やアスリートにも愛用いただいている。今後のNMN原料外販市場規模推移予測は、27年には148億円と20年の6倍になるとみられている。当社の『リフィーラス』はさまざまなメディアに取り上げられるなど注目されている。本日発表するNMNに関する最新の臨床データを活用していただきたい」と話した。
 続いて、クラウドナインと共同研究を行う、近畿大学農学部応用生命化学科の澤邊昭義准教授が講演した。NMNの基本的な構造や歴史、リフィーラスの特性、どのような作用メカニズムがあるのかを説明した。澤邊准教授は「NMNは加齢に伴い体内での生産量が減ってしまう。食品から補うことが難しく、サプリメントを活用することが必要だ」と説明。アンチエイジングからリバースエイジングの時代になっているとした。
 またNMNの可能性については「世界の研究者がマウスをはじめ、ヒトによる研究を模索し続けている。NMNの可能性に期待してほしい」と話した。11月22日にNMNについて解説した「NMNの秘密」を発刊したことを紹介し「NMNが体内でどのように働くのかを分かりやすくまとめた。学んでいただきたい」と話した。
 続いて、クラウドナイン顧問ドクターの廣瀬惇氏が、リフィーラスに関する臨床試験結果について報告した。
 試験管内で皮膚や肌の遺伝子発現に関する試験を実施したことを報告。NMNを加えたことでコラーゲン遺伝子をはじめ成果が出たという。この結果を受けて、「機能性食品の摂取による肌機能に及ぼす効果の検証」を22年1~5月に、ダブルブランド法プラセボ対照並行群間比較試験で実施した。
 安全性では副作用の発現がなかったほか、血圧や血液の問題もなかったという。皮膚水分量については、プラセボ食品とNMN配合の食品と比べて皮膚内の水分量が増えたという。一方で、経表皮水分蒸散量は、有意な差異は見当たらなかったとしている。冷却負荷試験では、摂取前と摂取後で、NMNにより基礎代謝が上昇しエネルギーが増加。体温が上昇したことで免疫系細胞が活性化したことも明らかにした。
 廣瀬氏は「臨床試験を通じてNMNが科学的なエビデンスにつながる。継続利用することの体の変化が楽しみだ」と話した。

2都市で約200人以上の会員が参加した発表会の様子

2都市で約200人以上の会員が参加した発表会の様子

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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