ヤフー／共通マイルを提供／ＬＩＮＥやＰａｙＰａｙと共同で（2022年1月1日新年特大号）

　Ｚホールディングス（ＨＤ）のグループ会社であるヤフーは１２月１３日、ＬＩＮＥやＰａｙＰａｙと共同でマイレージ型の販促プラットフォームを２３年３月から提供を開始すると発表した。オンラインとオフラインを横断したプラットフォームを構築し、メーカーが効果的な販促を実現できる環境を整備する。
　「ＬＩＮＥ・Ｙａｈｏｏ！　Ｊａｐａｎ・ＰａｙＰａｙマイレージ」は、オフラインである店舗とオンラインであるＥＣを横断したプラットフォーム。ユーザーの購入金額に応じてマイルを付与し、マイルの獲得割合に応じて買い物などに利用できるＰａｙＰａｙポイントなどを付与するサービス。
　オフラインではＰａｙＰａｙの決済、オンラインは「Ｙａｈｏｏ！　ショッピング」での購入が対象となる。
　オンラインとオフラインでの購買データを横断的に把握することで、メーカーの効果的な販促を支援できるという。販促プラットフォームの提供開始時には、１０社以上が参加する予定だ。
　新たな販促プラットフォームを提供する理由について、「企業がユーザーの行動データを把握できず、継続的な販促を実施しにくいという課題があったからだ。多様な強みを持った３社が一緒になって提供することで、日本における販促のＤＸ（デジタルトランスフォーメーション）を推進していく」（ＬＩＮＥ・出澤剛社長）と話す。
　今後、販促プラットフォームと参加企業のＬＩＮＥ公式アカウントを連携し、ユーザーへの直接的な販促を可能にしていく計画だ。