アイル/「バックヤード」発表/一元管理「クロスモール」をさらに進化(2022年12月8日・15日合併号)

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 アイルは12月7日、ネットショップや実店舗のバックヤードを支援するバックヤードプラットフォーム「BACKYARD(バックヤード)」を提供すると発表した。一元管理サービス「CROSS MALL(クロスモール)」をより進化させたソリューションに加えて、多様なサービスを包括的に提供する。時流に合わせたチャネル横断型の機能で、さらなる利用企業の獲得を狙う。
 「バックヤード」は、(1)「CLOUD SERVICE(クラウドサービス)」(2)「EVENT(イベント)」(3)「AWARD(アワード)」(4)「MEDIA(メディア)」(5)「TOOL(ツール)」(6)「REAL SPACE(リアルスペース)」─といったコンテンツを総合したサービスの総称。業務の効率化だけではなく、バックヤードを生かした企業価値やファンの創造を支援する。バックサイドから企業の変革につなげるBX(バックヤードトランスフォーメーション)の実現に貢献したい考えだ。
 「クラウドサービス」は「クロスモール」の後継版といえるクラウド業務管理サービスだ。「クロスモール」よりもチャネル横断的に注文・商品・在庫・接客を管理できるようにする。自動処理による業務効率化やデータ融合により、ECサイトの一元管理だけではなく、業務全体の一元管理をクラウドで実現するという。
 23年1月から先行利用を開始し、23年春から新規利用企業の申し込みを受け付ける予定。具体的な機能や料金プランは順次リリースする。
 「クラウドサービス」以外にも、オリジナルダンボール棚などバックヤード支援ツールを提供する「ツール」や、ショールーム機能や相談窓口を備えた「リアルスペース」を新たに提供する。これまで提供してきたバックヤード業界向けの「イベント」「アワード(表彰企画)」「メディア」の提供も強化していく。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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