サンクゼール/東証グロースに上場/EC売上は25%増の9.9億円(2022年12月1日号)

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「久世福商店」を運営するサンクゼールが上場

「久世福商店」を運営するサンクゼールが上場

 食品の製造販売を行うサンクゼール(本社長野県、久世良太社長)は11月17日、東京証券取引所グロース市場への新規上場が承認されたと発表した。上場予定日は12月21日。「久世福商店」や「St.Cousair(サンクゼール)」などの自社ブランドの専門店における販売がメインだが、22年3月期のEC売上高も前期比25.4%増の9億900万円と成長に貢献している。
 同社はワイン・ジャム・パスタソースなどを取り扱う「サンクゼール」、全国のこだわり食材を取り扱う「久世福商店」、米国を中心に海外展開している「Kuze Fuku&Sons(クゼフクアンドサンズ)」の三つの店舗ブランドを展開している。22年3月期の売上高は、同30.4%増の141億6500万円、EC化率は6.4%だった。
 EC事業では自社サイトや「楽天市場」で販売している。地方の生産者と消費者をつなぐオンラインマーケットプレイス「旅する久世福e商店」や、米国向けECサイトなども運営している。
 株式上場により、さらなるブランド認知度の向上や新規事業の開発、売り上げの増加を目指す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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