楽天グループ/UGV配送を拡充/サービスを定常化、取扱商品も拡充(2022年11月24日号)

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UGVで指定の場所に商品を配達

UGVで指定の場所に商品を配達

 楽天グループ(楽天)は11月19日、茨城・つくばにて、自動配送ロボット(UGV)の公道走行により、小売店や飲食店の商品を配送する定常的な配送サービスの提供を開始した。これまで期間限定で行ってきたUGVによる配送サービスを拡充し、定常的なものとして提供する。UGV配送の本格化に向け、大きな一歩となる。
 今回のUGV配送サービスでは、「西友」や「スターバックス」の商品を、つくば駅周辺のマンション・戸建て住宅やオフィス、公園・広場に配送する。配送対象地域の住民以外も利用可能で、スマホ向けの専用サイトで注文を受けた商品を、注文から30~60分で指定の場所へ届ける。配送時間帯を指定することも可能。
 各店1日最大11便、2店舗で計22便の配送を、夜間や雨天時も含め毎日実施する。商品の配送中、顧客は専用サイトにてUGVの位置情報や到着予定時刻を確認でき、到着時には自動音声の電話やSMSによる通知で知らせる。
 楽天は今年5月から、つくば市内において「西友」の商品をUGVが公道を走行し配送する期間限定サービスを提供してきた。今回、期間限定のサービスを拡大する形で定常化を実現した。
 今後、配送対象地域や対象の小売店、飲食店を順次拡大する予定だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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