Waqoo 22年9月期/売上58.3%減/EC・卸ともに新規獲得に苦戦(2022年11月24日号)

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 化粧品のD2C事業を手掛けるWaqoo(ワクー)の22年9月期の売上高は、前期比58.3%減の27億3100万円だった。EC・卸売りともに新規顧客の獲得に苦戦した。ECでは顧客獲得単価が上昇する中、効果的な広告運用ができず、想定よりも大幅な売り上げ減少に陥った。
 営業損失は4000万円(前期は1億4900万円の営業利益)、経常損失は2100万円(同1億4000万円の経常利益)、当期損失は6100万円(同1億1600万円の当期純利益)だった。
 EC・卸売りで販売しきれなかった在庫余剰商品を将来の棚卸廃棄損として、商品評価損を2億7100万円計上した。23年9月期の売上高は同34.4%減の17億9100万円、営業利益は1億1500万円、経常利益は1億4900万円、当期純利益は1億2200万円を計画している。
 今後の業績復調に向けて、22年8月に業務提携した湘南美容外科クリニックを運営するSBCメディカルグループとの協業に注力していく。
 Waqooが強みとする化粧品領域の企画力とブランド構築力、SBCメディカルグループが持つ再生医療の知見や研究開発力、医療技術を生かし、新規事業の立ち上げと新商品を開発していく。EC・卸売り双方で新商品を販売し、売上高の増加につなげていく計画だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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