ヤクセル/年10万本売る子ども包丁/硬い食材も切れるよう刷新(2022年11月17日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
上から「こども安全包丁」と「切れるこども包丁」

上から「こども安全包丁」と「切れるこども包丁」

 刃物メーカーのヤクセル(本社岐阜県、山田義久社長、(電)03ー5209ー8700)の「こども安全包丁」(税込1210円)が、販売開始から20年以上がたつ現在も、年間約10万本が売れる商品として人気となっている。
 主にホビーショップで販売されており、コロナによって家で過ごす時間が増えた時期から特に需要が高まったという。帰省に合わせ、孫と遊ぶために祖父母が購入するケースも目立っている。
 子どもが刃に触っただけでは切れない作りになっている。野菜などが切りにくいという声を受け、22年2月にリニューアルした。「今まで切りにくかったジャガイモやタマネギも切れるよう改良した」(販売推進室・山田真司室長)と話す。
 「切れるこども包丁」(税込1540円)は一般の包丁と同じ両刃になっている。先端は丸みをつけて安全面に配慮しているが、千切りや皮むきもできる本格仕様だ。安全包丁を卒業し、次のステップに進む「セカンド包丁」として勧めている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ