BGテクノロジー/不正アフィリエイターを特定/転売・報酬不正取得に関与、10社が被害(2022年11月17日号)

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 アフィリエイトサービスプロバイダー(ASP)のBGテクノロジー(本社東京都、大崎亮社長)は11月8日、不正な手法で広告主に損害を与えているアフィリエイターを特定して調査を開始したと発表した。同社によると、不正なアフィリエイターは、健康食品や化粧品EC企業約10社から、不正な方法でアフィリエイト報酬を取得していたという。購入者に対して、商品の転売の方法も指南していたとしている。BGテクノロジーは、不正なアフィリエイターを刑事告訴することも検討している。


■クラウドソーシングで指示

 BGテクノロジーは、アフィリエイトの成果報酬型ASP「SLVRbullet(シルバーバレット)」を運営している。
 BGテクノロジーの大崎社長によると、不正を働いていたアフィリエイターは、クラウドソーシングサービスを使い、広告主のサイトから商品を購入する業務を発注していたという。
 不正なアフィリエイターは、「SLVRbullet」から発行された、専用識別コードが設定されたアフィリエイトリンクを活用。クラウドソーシングで契約した人に対して、専用リンクから、広告主のサイトへ遷移して定期購入契約をするように指示していたという。
 契約者には、初回の商品が届いたら定期契約を解約し、商品をアフィリエイター自身に送るように指示していたとしている。
 不正なアフィリエイターは、こうした一連の行為によって、広告主とASPからアフィリエイト報酬を不正に得ていた。アフィリエイト報酬は1件当たり数万円に及ぶという。

(続きは、「日本流通産業新聞」11月17日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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