ヤマダ電機/東京駅前に都市型旗艦店/ネット注文から3時間で商品配送

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 ヤマダ電機は10月30日、最先端の製品情報を発信する都市型旗艦店を東京駅前に開設した。新店舗では、近隣エリアの法人や住人をターゲットに、小型家電や生活用品など約400万品目を最短3時間で届けるサービスも開始する。宅配商品はネット注文が可能だという。
 「コンセプトLABI東京」は地下1階地上10階の都市型旗艦店舗。ヤマダ電機の山田昇社長は29日の記者会見で、新店舗について「新たなコンセプトの情報発信基地だ」と紹介した。1階には米アップル、3階にはソニーとパナソニックのショールームを設けた。最新の家電商品を各階のコンセプトに合わせて陳列している。
 オフィス街に近い立地を生かして法人需要の取り込みも図りたい考えだ。午後3時までに注文すれば最短3時間でオフィスに約400万品目の商品を届ける「スーパーエクスプレスサービス」を開始した。対象地域は中央区や千代田区、港区。パソコンやスマホから注文でき、法人だけでなく近隣住人もターゲットにしている。
 新店舗ではインバウンド需要の取り込みも狙う。地下1階には、訪日観光客向けの商品をそろえたフロアを設けた。山田社長は会見で、新コンセプトの都市型旗艦店を、大阪や名古屋など主要都市にも展開する方針を明らかにした。

(続きは「日本流通産業新聞」11月5日・12日の合併号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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