千趣会/宅配買取を本格展開/オークネットと衣料品中心に(2022年11月3日号)

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 千趣会は2021年7月、オークネットとの共創事業として、衣料品を中心とした宅配買い取りサービスを立ち上げた。約1年間のテスト運用を経て11月1日から、WEBサイトやブランドロゴ・ステートメントを新たに作成。「kimawari(キマワリ)」として本格的に稼働を開始した。
 サービスの第1弾として、まずは衣料品を中心とした宅配買い取りサービスを「kimawari fashion(キマワリファッション)の名称でスタートした。
 キマワリは、大切に使い、役目を終えたアイテムをただ捨ててしまうのではなく、「何かに役立てたい」という顧客の思いに寄り添う事業。
 「ライフステージや暮らしの変化で役目を終えたモノを、気持ちと一緒に預かり、責任を持って、次の人・次の役割・次の世代へ、気持ちをつなぎ、まわす」を新たなコンセプトとし、商品の使用価値の最大化を実現させていく。 
 「段ボールにアイテムを入れるだけ」「何点でも送料・査定無料」など、顧客の手間を最小限に抑えることでサービス利用のハードルを下げ、オークネットの持つ二次流通の専門ノウハウやリユース・リサイクル流通ネットワークにより、回収したアイテムを「必要な人のもと」や「必要な環境・資源」へ再流通させる。
 本事業の運営は、千趣会の子会社であるSenshukai Make Co-(センシュカイメイクコー、本社東京都、岩本公輔社長)が担当。得意とするマーケティング戦略の強みを生かし、共創事業として今後さらに発展的な展開を目指していく。
 本事業を通じて、顧客満足度を向上させながら、顧客との継続的な関係性の強化を図るとともに、サステナブルな社会の実現を目指していく。さらに、回収アイテムによる循環型社会への貢献度の可視化および、顧客へのフィードバックや、買い取り情報に基づく顧客への商品紹介など、「キマワリ」を起点とした発展的な取り組みにも順次着手していく予定。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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