アンカー・ジャパン/売上前期比2倍超のジャンルも/新製品発表会で明らかに(2022年11月3日号)

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あいさつする猿渡歩社長

あいさつする猿渡歩社長

 モバイルバッテリーなどの家電製品をECで販売するアンカー・ジャパン(本社東京都、猿渡歩社長)は10月27日、ワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty4(サウンドコア・リバティー・フォー)」など、12種25品目の新製品の発表を行った。超大容量で高出力のポータブル電源の新製品も発表。22年は、9月末までの9カ月間のポータブル電源の売り上げが、前年同期間比で2倍超に伸びたことも明らかにした。
 アンカー・ジャパンが発表した「Soundcore Liberty4」は、ノイズキャンセリング機能やヘルスモニタリング機能などを備えており、「アンカー史上最高傑作」と銘打っている。
 ポータブル電源「Anker 767 Portable Power Station(アンカー767 ポータブルパワーステーション)」は、電流の効率を上げるGaN(窒化ガリウム)を、ポータブル電源として世界で初めて採用したとしている。最大出力は2000ワットで、ドライヤーなどの高出力の家電を複数同時に使用できるという。充放電は3000回以上できるとしており、長寿命となっている。キャンプブームの需要や災害需要に対応した商品だとしている。
 アンカー・ジャパンでは、21年12月期の売上高が300億円超となった。EC売上高は200億円超で、全社売り上げの7割超を占めると見られている。猿渡社長によると、22年12月期の売上高についても、増収の見込みだという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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