高島屋 22年3―8月期/EC売上高133億円/通期目標は420億円(2022年10月13日号)

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 高島屋の22年3―8月期(中間期)におけるEC売上高は、前年同期比2.1%減の133億円だった。カタログ通販などクロスメディア事業も減収となった。百貨店ECの特徴を生かす取り組みを行い、23年2月期までに、EC売上高として420億円の達成を目標としている。
 23年2月期の通期目標である売上高420億円を達成するためには、品ぞろえ・オペレーションの見直しが急務だとしている。
 同社では、複数のECチャネルを運営している。
 「当社のEC事業の中心である、自社ECサイト『高島屋オンラインストア』では、特に婦人服関連が伸長した」(広報部)という。
 今後、百貨店ECの特徴を生かす取り組みを行っていくという。化粧品・特選ブランド・ギフトといった商材の品ぞろえの拡充を行う。
 店舗連動企画で独自性を強化し、店頭と連動した、中元・歳暮などのキャンペーンを実施するという。各店の地場商材などもネットで展開していく考えだ。
 ECのプロモーション企画として「ブラックフライデー」も開催する予定だ。
 大型の新規プロモーション企画を講じることにより、売り上げの増大を見込んでいるという。
 カタログ通販、テレビ通販、ECの売り上げの一部で構成する「クロスメディア事業」の22年3―8月期の売り上げは、6.2%減の94億3700万円だった。
 全社売り上げに占める同事業の構成比は2.9%。23年2月期の通期のクロスメディア事業の売上高予想としては、前期比2.9%増の239億700万円としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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