【食品売上高ランキング〈2022年版〉】 上位50社の合計売上8235億円/1位「アマゾン」ネットスーパー事業の成長も後押し(2022年10月13日号)

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 日本流通産業新聞社はこのほど、食品通販や食品宅配を手掛ける企業を対象にした「無店舗販売 食品売上高ランキング〈2022年版〉」をまとめた。上位50社の合計売上高は8235億800万円だった。前年調査の上位50社の合計値より1531億円増加した。
 1位のアマゾンは、生鮮食品のECサービス「Amazonフレッシュ」を含む食品の売上高を推定している。全体の売り上げの伸び率から独自に推定値を算出した。ライフコーポレーションと共同で行うネットスーパー事業のエリア拡大も成長を後押ししている。
 ランキング2位のヨシケイグループは、全国65のフランチャイジー(FC)を抱えており、FC合計の売上高が866億円となった。自宅での食事の需要が高まりに加え、調理時間を短縮できる「ミールキット」が好調だった。健康を訴求した商品も販売しているという。
 ランキング3位のイオンが展開するネットスーパーは、コロナ禍に売上高が毎年20%増で推移している。21年11月、最大10日前でも注文を受け付ける「先取配送便」を開始した。今年6月には、自宅以外で商品を受けとることができる「お届け先変更便」のサービスを開始するなど、サービスの利便性を高めたている。
 ランキング4位のオイシックス・ラ・大地が展開するEC「Oisix」の売上高は、前年と比べて86億円増えた。グループの食品宅配「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の実績と合わせた、3ブランド合計の売上高は892億1000万円、グループ連結売上高は1134億円になった。(関連特集記事2―5面に)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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