日本シャクリー/プロテインの飲料タイプ投入/デジタルに投資し、研修にも注力へ(2022年10月6日号)

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スピーチする高杉茂男社長

スピーチする高杉茂男社長

 日本シャクリー(本社東京都、高杉茂男社長)は9月17日、主力製品の「インスタントプロテイン」から、ドリンクタイプの新製品「クイック」を投入した。125ミリリットル入り紙パックという飲み切りサイズで、同社は新製品がこれまで以上に多くの消費者と接点を持てるものと期待している。
 新製品は同日、新宿住友ビルでのリアル開催とライブ配信で実施された「ナショナルカンファレンス2022」で発表され、その日の午後から発売した。
 カンファレンスでは、シャクリー・グローバル・グループのロジャー・バーネット取締役代表執行役会長・社長兼CEOによるビデオメッセージが放映された。バーネット氏は「今日はシャクリージャパンの47周年を祝う日であり、ひとえにファミリーの皆さんのおかげだ。今日発表する新製品は、新たな愛用者の呼び水となる」と励ました。
 その上でシャクリーの現状について触れ、「コロナ禍に50万人以上がファミリーに加わった。当社の製品は合算すると世界中で10億ドル以上も購入され、5億ドルにも上るボーナスをファミリーの皆さんにお支払いした。5億ドルはパンデミック発生以降のことだ。皆さんはシャクリーブランドの代表であり、今や大勢の人が真の健康を求めている。皆さんはその鍵を握っている」と話した。
 そして今後について、「これからもシャクリーは日本市場への投資を継続する。皆さんを支援するチームだけでなく、DXにも投資する。デジタルへの投資によって、皆さんはより多くの人々に触れることができ、製品が購入された後のサポートもしやすくなるだろう。研修にも力を注ぎたい」との方針を示した。
 新製品の「インスタントプロテイン クイック」は、大豆たんぱくが主原料のプロテイン飲料。125ミリリットルと、手のひらに収まり飲み切れるコンパクトなサイズながらも、たんぱく質を10グラム含む高濃度を実現した。高濃度でありながら、なめらかな口当たりにして飲みやすく仕上げたことも特徴の一つだという。フレーバーは「いちご」「紅茶」を用意した。常温保存も可能だ。
 参考小売価格は1箱12本入りで税込2690円、会員価格は1920円。単品購入も可能で、参考小売価格が270円、会員価格は190円に設定した。
 健康や美容の会話のきっかけ作りのツールとして、約3万部発行した「ライフスタイルパンフレット」のウェブ版ともいうべきスペシャルサイトの開設も発表した。「たんぱく質でわたしが変わる!」のサイト開設により、ビジネス活動をサポートしていく。
 イベントではこのほか、リコグニション・セレモニーやリーダーによるスピーチなどが行われた。

ロジャー・バーネット取締役代表執行役会長・社長兼CEOのビデオメッセージも

ロジャー・バーネット取締役代表執行役会長・社長兼CEOのビデオメッセージも

ドリンクタイプの新製品「インスタントプロテイン クイック」

ドリンクタイプの新製品「インスタントプロテイン クイック」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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