ザ・クロックハウス 22年8月期/5%減収の20億円に/4年目にして初の減収(2022年10月6日号)

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 実店舗とECで腕時計を販売するザ・クロックハウス(本社東京都、平野信之社長)の22年8月期のEC売上高は、前期比5%減の20億円だった。18年にECに本格参入して以来、大幅増収を続けてきたが、4年目にして初の減収となった。
 同社では今後の戦略として、OMOの強化を掲げている。
 「ECとリアルの境界がなくなりつつある今、『EC売上高』『EC化率』という見方は捨てるべき」(大田弘之専務)と話す。
 大田専務はECで生き残る策として、「独自商品」と「実店舗」を挙げている。
 「今後実店舗は、メディア化したり、サービスを受ける場所になったりと、その在り方が変わってくるはずだ。ECで販売する商品についても、仕入れ品だけでなく、当社でしか買えない商品があるかどうかが鍵になると考えている」(同)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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