インシップ/広告差し止め訴訟で勝訴/岡山地裁 「改善効果の可能性は否定できない」(2022年10月6日号)

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裁判の争点となったインシップの新聞広告

裁判の争点となったインシップの新聞広告

 健康食品などを製造・販売するインシップ(本社千葉県、小野伸二郎社長)は9月28日、サプリメント「ノコギリヤシエキス」の広告について、適格消費者団体消費者ネットおかやまから提訴されていた件について「当社の主張が全面的に認められた」と発表した。岡山地方裁判所は「ノコギリヤシの頻尿改善効果が認められる可能性は否定しきれない」とし、インシップの広告の差し止めを求めていた、消費者ネットおかやまの主張を退ける判決を言い渡した。
 消費者ネットおかやまは20年2月、インシップに対して、新聞広告の差し止めを求め、岡山地裁に訴訟を提起した。消費者ネットおかやまは、インシップが販売していたサプリ「ノコギリヤシエキス」の新聞広告の表示について、「同サプリメントは医薬品として承認されていないにもかかわらず、頻尿の改善という医薬品的な効能効果を表示していることなどが、景品表示法の優良誤認表示にあたる」と主張していた。

(続きは、「日本流通産業新聞」10月6日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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