ソーシャルインテリア/5億円の融資契約/運転資金調達が目的(2022年9月29日号)

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 家具のサブスクリプション(サブスク)サービスを手掛けるソーシャルインテリア(本社東京都、町野健社長)は9月27日、運転資金を調達するため、5億円のコミットメントライン(融資枠)の契約を締結したと発表した。自社のサブスクモデル事業の課題でもある資金繰りの問題を解決し、さらなる事業拡大を図る。
 コミットメントラインとは、金融機関があらかじめ契約した期間・融資枠の範囲内で、顧客の請求に基づいて融資することを約束する契約のこと。今回のスキームでは、貸付人にアパレルや雑貨などの在庫担保融資を手掛けるゴードン・ブラザーズ・ジャパン、債権の保証人にラクーンフィナンシャル、アレンジャー(調整人)にみずほ証券が参加した。
 「今回のスキームでは、保証を活用することで貸付人による資金拠出の幅を広げやすく、運転資金の増加に柔軟に対応できるのが特徴だ」(町野社長)と説明する。
 ソーシャルインテリアは新品家具や家電のサブスクサービス「サブスクライフ」や、オフィスの空間デザインやレイアウト変更を手掛ける「ソーシャルインテリア オフィス構築支援」などを展開している。手掛けるオフィス構築規模が大きくなればなるほど、先に資金を拠出する必要があるため、借り入れによる資金調達が必要だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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