GMOメイクショップ/「MakeShop」刷新/年内リリースも段階的に変化(2022年9月22日号)

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あいさつする向畑憲良社長

あいさつする向畑憲良社長

 GMOメイクショップ(本社東京都、向畑憲良社長、(電)03―5728―6227)は9月15日、ECサイト構築SaaS「MakeShop(メイクショップ)」のリニューアルプロジェクトを発表した。強固なインフラ基盤に移行し、拡張性やセキュリティーの堅牢性を向上する。管理画面のUI刷新やアプリストアの提供も行う。年内にリリースするものの、25年まで段階的にシステムの刷新を続けるという。
 今回のリニューアルでは、インフラ基盤をAWS(アマゾンウェブサービス)に移行し、高い拡張性や堅牢なセキュリティーを確保する。モダンアーキテクチャを取り入れ、機能提供のスピードを上げる。
 公式にAPI機能を提供し、システム連携によるカスタマイズも実現できるようにする。利用店舗のECサイトにおいても、柔軟にフロントサイトをデザインできるようにする。
 管理画面のUIも刷新する。ベイジ社がUIディレクションを行い、分かりやすく使いやすい管理画面を提供する。外部パートナーとの連携を容易にするアプリストアの提供も開始する。
 リニューアルのリリースは年内を目指しており、具体的なリリース日は10月26日に発表する。発表後も25年まで段階的にリニューアルを継続する。利用店舗は別のシステムに移行する必要はなく、既存のシステムが徐々に刷新されていくイメージだという。
 「見た目の機能は変わらないが、中身のアーキテクチャや使用している言語が少しずつ変わっていく。新しいシステムに完全に移行する方式だと、移行時にエラーが生じたり、店舗運営を止めてしまったりするような事態を招きかねない。それだけは避けて、リニューアルを実現するべく、当社の技術陣がチャレンジしている」(向畑社長)と説明する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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