日本和装ホールディングス 22年1―6月期/展示会販売が好調で増収増益/東京展示会が過去最高の実績に(2022年9月22日号)

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 日本和装ホールディングスの22年1―6月期(中間期)における売上高は、展示会販売が好調だったことから、前年同期比3.0%増の23億9100万円だった。
 「やります!もっと着物、自由化宣言」をキャッチフレーズに、「完全手ぶら教室」「時短教室」など、新たな着付け教室の展開を行うことで新規顧客の開拓につなげた。
 展示会販売は「きものブリリアンツ全国大会」の出場権を獲得するための「きものブリリアンツ地区大会」を全国19会場で開催。5月に開催した「はかた匠工芸ツアー」がコロナ禍のツアーやイベントの中で過去最高の集客となり、子会社である「はかた匠工芸」とのシナジー効果を発揮することができた。
 着付け教室の卒業生を対象にした「米沢織応援ツアー」「加賀友禅イベント」など、産地や商材を前面に押し打ち出したツアー・イベントの企画などを実施し、販売仲介の取扱高が好調に推移した。
 展示会販売でも特に力を入れた、5月中旬から全国17会場で開催した「縁の会」と、東京を会場にした「遊々会」には、合計2000人が来場。6月に東京・恵比寿ガーデンプレイスで開催した「遊々会東京会場」には、6日間で680人が来場し、取扱高が過去最高実績となり、全体の業績を後押しした。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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