「家庭教師のコーソー」が破産/負債総額は調査中(2022年9月15日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 学習教材の販売や家庭教師の派遣を行う興創(本社新潟県、榊茂喜社長)は8月31日までに事業を停止した。東京商工リサーチによると、今後は破産による整理を予定しており、負債総額は現在調査中としている。
 興創は、2000年10月に設立。「家庭教師のコーソー」という屋号で、派遣業務と学習教材を販売してきた。本社のある新潟県のほか、秋田県、山形県、青森県、福島県、岩手県、北海道を営業エリアとし、小学生から高校生までを対象に家庭教師派遣や教材販売を手掛けていた。14年2月期の売上高は3億7183万円で、利益も確保していた。
 しかし、少子化の影響や他社との競争激化などから売り上げは減少傾向となっていた。また、採算面の悪化から金融債務も膨らんでいたもようで、ついに支えきれず今回の措置に至ったという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ