ダスキン 22年4―6月期/家庭訪販、前期比4%増/値上げ前の仕入れ増で増収に(2022年8月11日・18日夏季特大号)

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 ダスキンの22年4―6月期(第1四半期)における訪販グループの業績は、7月1日に実施したレンタル商品や一部の定期補充商品、販売商品の価格改定を控えて、フランチャイズ(FC)加盟店による仕入れが増加したことに伴い、売上高は前年同期比1.9%増の270億8900万円となった。営業利益は、吸塵・吸水マットなど、高付加価値商品の新布投入が増加したことにより原価率が上昇したことや、価格改定に備えた対応費用を投下したことにより、同16.9%減の24億6700万円だった。
 家庭向け商品は、主力であるモップの売り上げは減少したものの、蛇口直結タイプの小型浄水器が好調に推移し、台所用スポンジの売り上げが増加したことなどにより、全体では前年同期比4.0%増となった。除菌関連製品では、家庭市場が前年同期比47.4%減の2800万円、事業所向けは同6.6%減の6億6400万円だった。
 商品別では、「おそうじベーシック3」、フロアモップ「LaLa(ララ)」、ハンディモップ「shushu(シュシュ)」「スタイルクリーナー」のセットの売り上げは1.4%増となった。「床用モップ」は3.8%減の23億5900万円、「ハンディモップ」は3.3%減の8億2500万円だった。
 役務サービスでは、「エアコンクリーニング」が前年同期比7.9%減、「家庭用空気清浄機」は同12.8%減、「家庭用フィルター」は同3.1%増だった。また、「浴室用浄水シャワー」の売上高は同1.9%増の9300万円だった。
 化粧品や健康食品を販売する「ヘルス&ビューティ(H&B)事業」の売上高は同21.1%減だった。
 ウェブ会員サイト「DDuet(ディー・デュエット)」の会員数は前年同期に比べ10.7%多い143万5000人に増加した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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