ICHIGO/特別賞を受賞/年間16万個超を海外販売(2022年7月21日号)

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近本あゆみ社長(前列右から2人目)

近本あゆみ社長(前列右から2人目)

 日本の菓子を海外に越境ECで販売しているICHIGO(イチゴ、本社東京都、近本あゆみ社長)は7月14日、日本の魅力発信に優れた企業を表彰する「クールジャパン・マッチングアワード2022」において、「リーディングエクスポート特別賞」を受賞した。自治体やメーカーと連携し、菓子の詰め合わせを年間16万個以上も海外顧客に販売したことが評価された。
 クールジャパン官民連携プラットフォームが主催する「クールジャパン・マッチングアワード2022」は、日本の魅力発信において高い成果を上げているプロジェクトを表彰する企画。イチゴが受賞した「リーディングエクスポート特別賞」は、日本の商品の輸出において実績を上げたプロジェクトを選出している。
 イチゴはキットカットなど日本の菓子の詰め合わせを販売する「Tokyo Treat(トウキョウトリート)」や、日本の銘菓の詰め合わせを販売する「Sakuraco(サクラコ)」など、複数のサブスクリプション(定期購入)サービスを提供している。
 特に「サクラコ」の販売が好調だ。インフルエンサーマーケティングを活用し、21年3月の発売から1年間で16万個以上の詰め合わせを販売している。
 イチゴは「サクラコ」の開発に当たり、コロナ禍で販売不振に陥っている地方メーカーや、訪日外国人観光客の減少に苦しむ地方自治体と連携した。「サクラコ」の販売数拡大は、地方活性化にもつながる。高い販売実績に加えて、地方経済に貢献していることが受賞要因になった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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