富士山の銘水 22年4月期/売上高39%増の270億円/契約顧客数は50万件に到達(2022年7月14日号)

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 「フレシャス」ブランドでワンウェイの宅配水事業を展開する富士山の銘水(本社山梨県、粟井英朗社長)の22年4月期の売上高は、前期比39.8%増の270億円となった。既存の天然水の宅配事業が好調に推移した。21年4月に提供を開始した、浄水型ウォーターサーバーのレンタル事業も、顧客獲得が進んだ。同社の宅配水と浄水型サーバーを合わせた合計の契約顧客数は、50万件に上るとしている。保有顧客件数は宅配水業界で、プレミアムウォーターホールディングスに次いで2番目の多さになったとみられる。
 富士山の銘水はこのほど、決算期を3月期から4月期に変更した。22年4月期は、21年4月―22年4月の13カ月間の変則決算となる。富士山の銘水の22年4月期の当期純利益は、前期比2.25倍の45億円となった。
 増収の要因について、同社では、「『天然水の宅配事業』と『浄水型サーバーのレンタル事業』の二つのサブスクリプションのストックビジネスの売り上げと顧客獲得が、順調に推移した」(広報)としている。「『浄水型サーバーのレンタル事業』については、目標としていた『1年で契約件数10万件』を達成した。『天然水の宅配』と『浄水型サーバーのレンタル』を合わせた顧客件数が、50万件を超えた」(同)としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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