ジュピターショップチャンネル/売上高は2.3%減/番組の新鮮味不足等が影響(2022年7月7日号)

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 テレビショッピング最大手のジュピターショップチャンネル(本社東京都、小川吉宏社長)の22年3月期売上高は、前期比2.3%減の1573億8300万円だった。4月1日付で代表取締役社長に就任した小川氏は、「番組の新鮮味が衰えてきている。そこを改善したい」と減収要因を語った。
 前期はコトや体験型商品を拡充した。「コトコレ!」という番組名で、リゾート会員権や写真館でのフォトセッション等、全10種類を販売し、多様なラインアップを提供。21年8月からオリジナルのクレジットカードを発行したほか、22年4月には会員プログラム「ショップチャンネル スターメンバーシップ」の運営を開始している。
 22年3月期の営業利益は178億1200万円、経常利益は182億1400万円、当期純利益は136億8000万円だった。
 22年4月からの新年度は、顧客満足度向上策に取り組んでいく。
 ターゲット顧客の再認識と商品、番組、サービスの再認識として、キャリアを持つ女性を含む幅広い女性がターゲットであることを認識した上で、商品、番組、各種販促やサービスを再構築する。
 顧客満足向上のため、デジタルサービスも強化する。顧客のライフスタイルに合わせ、顧客にとって利便性とエンターテインメント性のあるデジタルサービスを強化する。今期はデジタルサービスの強化に注力することで、顧客ニーズのタイムリーな収集と各施策へのスピーディーな反映を実現する。
 組織や業務プロセスも見直す。デジタル化を通じて業務の品質と効率の向上を図る。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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