ニュースキンジャパン/3つの戦略的な柱を発表/「NUSKINJAPANLIVE」を開催(2022年6月30日号)

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あいさつする小林和則社長

あいさつする小林和則社長

 ニュースキンジャパン(本社東京都、小林和則社長)は6月4日、「NU SKIN JAPAN LIVE 2022」を開催、オンラインで生配信した。イベントでは、「NU VISION 2025」や新製品「ageLOC ルミスパ iO」を発表した。
 冒頭のインスパイア セッションでは、ニュースキンエンタープライズの創業者の一人であるブレイク M.ローニー氏がビデオ出演。ローニー氏は、「あなたにとって良いものだけを…」「人々がより豊かになるための力になる」という創業時から変わらぬ理念を語った。
 ビジョン・セッションでは、ニュースキンエンタープライズのライアン・ナピアスキーCEO兼社長が、「NU VISION 2025」を発表した。
 ナピアスキーCEOは、NU VISION 2025の三つの戦略的な柱に言及。三つの戦略的な柱とは、(1)世界有数の統合的なビューティ&ウェルネスブランドとしての優位性を最大限活用すること(2)ブランドメンバーの力を活用したソーシャルコマースビジネスモデルを最適化すること(3)ビジネスの効果的な拡大をサポートしていくこと─だという。
 (1)はニュースキンの持っている統合的なアプローチ、身体の内から外からとバランスよくアプローチする製品群において、どちらの分野でも競合優位であるとし、この戦略のもと、IoTテクノロジーを搭載した二つの美容機器を発売する。(2)は「本物の口コミ」の力をソーシャルメディアのスケールとリーチを通じて、より多くのビューティ&ウェルネスのカスタマーを取り込んでいくことが可能になっていくとした。
 (3)はデジタルツールの強化。鍵はニュースキンが独自に開発したアプリ「NU SKIN VERA(ヴェラ)」「NU SKIN STELA(ステラ)」だと強調した。
 次いで、ニュースキンエンタープライズ最高科学責任者兼製品開発担当エグゼクティブ バイスプレジデントのジョセフ・チャン博士が、新しいコンセプト「EmpowerMe(エンパワー ミー)」について解説。
 EmpowerMeとは、よりスマートで統合的なアプローチにより、よりすぐれた製品を生み出す戦略で、カスタマーとのつながりを強化することを目指すという。
 新製品も紹介した。「新しいデバイスは、『ageLOC ルミスパ iO』。Bluetoothとスマホとの連動によって、カスタマー体験を次のレベルへと高めることができる。それぞれのユーザーのニーズや好みに応じて、パーソナライズされたお手入れを実現していく」とした。
 「ageLOC ルミスパ iO」は、8月にリーダープレビューし、9月に一般発売する。
 ラーン セッションでは、小林和則社長がNU VISION 2025における三つの戦略の柱(1)ソーシャルコマース(2)デジタル(IoT、AI)(3)EmpowerMeも解説した。
 (1)では、「共感のネットワーク」をいままで以上のスピードで成長を加速させていくために、ソーシャルのプラットフォームの活用を提唱した。「ソーシャルを活用することによって、皆さんのつながっていく人たちの数が飛躍的に増え、そのスピードが格段に速くなる」という。
 (2)のデジタルについては、「今後、ニュースキン エンタープライズは600億円以上を投じて、このデジタルテクノロジーを進化させる。この投資はすべて皆さんのビジネスのためだ。AI(人工知能)、機械学習、マシンラーニングを駆使して、顧客体験を飛躍的に高めていくことをニュースキンは目指している」と述べ、それを実現していくためのアプリ「VERA」「STELA」を通じて、シームレスな体験、顧客体験の最大化を図るとした。
 (3)では、「新製品『ルミスパ iO』は、まさにニュースキンが描く未来への扉の第一歩だ。私たちの持っているサイエンスとIoTというテクノロジーを組み合わせることによって、IoTが可能にしてくれるパーソナライゼーションをもっとパワーアップした形で皆さんに提供できる」と締めくくった。
 最後に、創業30周年を記念した「NU SKIN JAPAN LIVE 2023」を、来年4月28・29日に、横浜アリーナで開催することを発表した。
 イベントでは、チャレンジウィナーやサクセストリップ達成者、新たにタイトルを獲得したメンバーを表彰し、達成者たちがスピーチした。

「NU SKIN JAPAN LIVE」会場の様子

「NU SKIN JAPAN LIVE」会場の様子

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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