カタログハウス 22年3月期/売上高は275億円/「ピカイチ」発行で20%増に(2022年6月30日号)

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 カタログハウス(本社東京都、斎藤憶良社長)が6月28日に発表した22年3月期業績によると、売上高は前期比20.0%増の274億9000万円となった。5年ぶりに「ピカイチ事典」を発行した売上高が加算されたとともに、マス媒体へに広告出稿強化が増収に寄与した。
 「ピカイチ事典」は、カタログハウスの編集部が実際に商品を使って使用実感を確認。性能・長期使用性・環境性・価格の面で優れていると判断した商品を、1ジャンルから1品選定した商品を掲載している。
 前期は「ピカイチ事典」の売上高が加わったほか、テレビで紹介している「薄焼いわし」を中心とした食品関係の売り上げが伸長した。
 営業利益は前期比23.0%減の18億1000万円、経常利益は同28.0%減となる17億2000万円だった。マス媒体への積極的な出稿で広告宣伝費を投入したため、減益となった。
 今期は「好調な『食品』ジャンルのさらなる強化に加え、新聞・テレビ・WEBへの積極投資を展開して新規顧客獲得と定着化を図り、長期の安定経営を目指したいと考えている」(斎藤社長)とコメントしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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