AuB/3億円の資金調達/商品開発や採用資金に充当(2022年6月16日号)

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 サプリメントの開発やネット通販を手掛けるAuB(オーブ、本社東京都、鈴木啓太社長)は6月1日、京セラ、大正製薬、静岡キャピタル、三菱UFJキャピタルを引受先とする第三者割当増資で3億円の資金を調達したと発表した。調達資金は新商品開発、既存商品の改良、事業拡大における人材採用などに充当する。
 AuBは、菌素材を活用した栄養補助食品や食品のD2C事業を手掛けている。サッカー元日本代表の鈴木啓太氏が代表取締役社長を務める。
 今回の資金調達を受けて、同社の鈴木社長は「15年の創業時から研究開発のバイオベンチャーとして知見を備えてきた。これまでの地道な研究が実を結び、いよいよ企業として成長フェーズに入る」と期待を込める。
 京セラおよび大正製薬とは業務提携も締結した。京セラとは腸内環境を予測する臭気センサーの共同研究を進め、大正製薬とは食品関連の商品化を検討していく。
 今回の資金調達により、創業からの累計資金調達額は7億1000万円となった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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