Loop Now Technologies/190億円を資金調達/縦型動画のプラットフォームを提供(2022年6月2日・9日合併号)

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 動画DXプラットフォーム「Firework(ファイヤーワーク)」を提供するLoop Now Technologies(ループ・ナウ・テクノロジーズ、本社米・シリコンバレー、ビンセント・ヤンCEO)は5月24日、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2が主導する投資ラウンドで、日本円で約190億円を調達したと発表した。獲得した資金は、プラットフォームの構築に関わる人材の獲得などに投資するとしている。
 「ファイヤーワーク」は、スマホ画面と同じ縦型動画を自社ECサイトに組み込み、投稿・配信できるサービスだ。ライブ映像も配信できる。「ファイヤーワーク」で作成した動画は、複数のSNSと連携して投稿や配信ができる。
 自社ECサイトやSNSで配信された動画が、「どんなユーザーに」「何分間」「何回視聴されたか」といったデータを、自社ECサイトに蓄積し、管理することができる。
 従来は、複数のSNSに、縦型動画をそれぞれ別々に投稿することが多かったという。同プラットフォームでは、自社ECサイトのみを使って、作成から配信、データ管理までを行うことができる。そのため、効率的な動画作成が可能になるという。トレンドをスピーディーに把握してコンテンツに反映することができるようになるとしている。
 「動画のコンテンツを発信したい」「動画によって、ECの売り上げを向上させたい」といった希望を持つ企業に貢献するとしている。
 「ファイヤーワーク」を導入した企業では、七つのプラットフォームで同時にライブ配信を行い、計1万人が動画を同時に視聴した事例もあるという。インスタグラムのライブ配信から、「ファイヤーワーク」に切り替える事例もあるとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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