アイビー化粧品 22年3月期/売上高3.1%増の35億円/美容液・スキンケアは想定売上に及ばず(2022年5月26日号)

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 化粧品訪販のアイビー化粧品の22年3月期の売上高は、前期比3.1%増の35億3400万円だった。美容液やスキンケアの新製品を中心に展開したが、事前に想定した売り上げには至らなかったとしている。
 22年3月期の営業利益は前期比235.5%増の8300万円だった。
 生産数が平常水準に回復していることから、商品原価率が前期比6.4ポイント減少した。ただ、美容液・スキンケアの新製品の売り上げが想定を下回ったことから、利益も想定を下回ったとしている。
 商品部門別の売り上げを見ると、スキンケアが前期比43.2%増の25億5400万円となった。シワ改善の薬用化粧品を含む「アイビーコスモスII」シリーズの出荷数が、セット換算で10万5000セットになったとしている。
 メーキャップは同42.0%減の2億2900万円、ヘアケアは同20.6%減の1億6600万円、その他化粧品は同20.6%減の3000万円だった。
 今後の見通しについて、アイビー化粧品では、「新型コロナの影響は向こう数年間は避けられない」としている。ただ、販売組織においては、感染対策を行いつつ、オンラインツールを駆使して顧客接点を創出する取り組みが、活性化しているという。こうしたことから、23年3月期の通期の予想売上高は、前期比4.7%増の37億円になると見込んでいる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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