ベネッセホールディングス 22年3月期/増収増益も会員数は減/法人需要が復調(2022年5月19日号)

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 ベネッセホールディングスの22年3月期の連結業績における売上高は前期比1.0%増の4319億4300万円だった。営業利益は前期比54.1%増の201億6700万円となった。学校向け教育事業や塾・教室事業の回復により、国内教育事業の営業利益は、前期比60.1%増となった。一方で、22年4月の通信教育講座「進研ゼミ」の会員数は、前年同月比17万人減の174万人となった。「こどもちゃれんじ」の会員数は同23万人減の179万人となっている。
 セグメント別にみると、「国内教育事業」の売上高は2121億2800万円で、前期比3.8%の増収となった。塾・教室事業の顧客数増や、学校向け教育事業の受注が回復したものの、進研ゼミの延べ在籍人数は前期比2.9%の減少となったという。
 Kids&Family事業の売上高は、前期比0.9%減の712億3800万円となった。国内の「こどもちゃれんじ」は3.3%の増収、同海外は6.8%の増収となった。通信販売事業は減収となった。
 国内こどもちゃれんじの価格改定や、為替によるプラス影響による増収があったが、こどもちゃれんじの延べ在籍人数は4.0%の減少となったという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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