新日本製薬 21年10月―22年3月/売上高は180億円/通販好調、上期の過去最高額(2022年5月12日号)

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 新日本製薬が5月9日に発表した21年10月―22年3月期(中間期)の連結業績は、売上高が前年同期比7.4%増の180億100万円となった。新規顧客の獲得が順調に推移したとともに、リピート顧客の客単価向上が増収要因となった。
 売上高の内訳は、化粧品が同4.7%増の164億1700万円、ヘルスケアは同46.0%増となる15億8300万円だった。
 化粧品事業は主力商品「パーフェクトワン」のクッションファンデーションが新規顧客獲得をけん引した。さらに、コールセンターでの商品提案精度を高めたことで、定期顧客1人当たりの単価アップにつながった。
 ヘルスケア事業は、ダイエットを訴求している「Wの健康青汁」を中心に広告投資額を拡大。それに伴い、22年1―3月期(純第2四半期)の新規顧客獲得件数は、前年同期比2.3倍に増加したという。
 チャネル別の売上高は、通信販売が同6.0%増の163億9200万円、直営店舗・卸売販売が同42.8%増の12億2100万円、海外販売は同10.7%減の3億8700万円。国内外を含めたEC売上高は、同22.1%増の24億円だった。
 中間期における売上総利益は147億7800万円で、売上総利益率は82.1%。販管費は131億200万円で、売上高販管費率は72.8%となっている。
 営業利益は同19.8%増の16億7500万円で、上期最高益を更新。経常利益は同18.4%増の16億9400万円、四半期純利益は同17.7%増の11億3700万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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