ヤクルト本社/上海の都市封鎖で販売に影響/YLの販売活動停止も (2022年4月21日号)

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 ヤクルト本社は、中国・上海における新型コロナウイルスの急速な拡大に伴うロックダウンの影響を受けている。週を追うごとに販売状況は悪化しており、3月度の中国全体の販売本数は、前年と比べて約7%減少した。
 中国事業は、上海工場の稼働停止や一部の営業社員とヤクルトレディ(YL)の活動停止などの影響が出ている。しかし、上海工場を除く5工場では生産を継続し、商品配送についてもできる限りの対応を進めているという。
 3月までの状況として、生産活動は、6カ所の工場(広州第1、広州第2、佛山、上海、天津、無錫)について、3月は上海工場において5日間、稼働を停止した。他工場は感染防止対策をしながら生産・出荷を継続したという。
 営業活動では、現在50カ所ある支店のうち、43の支店管内において、多くの地区が中高リスク地区に指定された。これにより、店頭部門では納品停止となる店舗が増加し、販売本数への影響が生じているという。
 また、宅配部門についても、深圳や上海におけるYLの拠点が営業停止した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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