【アフターコロナ 採用から分析】 成長企業は新卒採用拡大/23年採用予定人数倍増の企業も (2022年4月21日号)

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 対面販売企業において、アフターコロナに向けて、新卒採用を拡大させる動きが一部で出てきている。本紙ではこのほど、化粧品や水宅配、住設などの対面販売企業8社に、22年4月と23年4月の新卒採用についてヒアリングを行った。その結果、ナックは「コロナ禍においても採用人数は下げない」(ナック)と回答。23年4月の新卒採用数を、22年より増やす予定であることを明らかにした。プレミアムウォーターホールディングスは、23年4月の採用人数を、22年比で倍増させることが分かった。一方、23年4月の採用予定人数を、「22年と同程度」とする企業も複数あった。事業基盤となるセールスの強化のために、優秀な人材の確保を目指す企業が多いようだ。

■販売機会減でも拡大続ける

 新卒採用に関するヒアリングは、ポーラ、ナリス化粧品、プレミアムウォーターホールディングス(PWHD)、富士山の銘水、ナック、アクアクララ、アサンテ、ネクステージグループの8社に対して行った=表参照。
 ヒアリングを行った8社のうち、22年の新卒採用人数が最も多かったのは、95人のプレミアムウォーターHDだ。同社は23年の新卒採用予定人数を、22年の2倍近い「190人」まで増やす予定だ。ウォーターサーバーと宅配水の「普及率20%への拡大」を掲げて展開しており、「さらなる営業力の強化のため、優秀な人材採用を行う」(同社)としている。

(続きは、「日本流通産業新聞」4月21日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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