アピックスインターナショナル/1カ月で出荷2万台突破/タイマー機能でレトルト加熱 (2022年3月31日号)

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レトルトパウチを温める機器「レトルト亭」

レトルトパウチを温める機器「レトルト亭」

 デザイン家電を開発するアピックスインターナショナル(本社大阪府、木地好美社長、(電)06―6632―0811)は、22年1月末から販売しているレトルトパウチを温める機器「レトルト亭」が販売1カ月で出荷台数2万台を突破した。
 1人暮らしや家電が好きな男性をターゲットに情報発信したところ、メディアによるツイッターから話題となった。
 本体上部の挿入口からレトルトパウチを入れて、タイマーをセットするだけの手軽さが特徴。
 便利なレトルト食品にも不便な点はないかと考えた。「テレワークをしながら、鍋でお湯を沸かす時間が手間、レンジの前に皿に移してラップをする事が面倒」(商品開発部・佐藤元紀氏)と考え、仕事などで目を離していても簡単に温められる商品に仕上げた。
 ほとんどのレトルトパウチに使用できるが、おしるこ、ぜんざいなどは粘度が高く、パウチが膨張し、上面部分が破断する恐れがあるため、適していないとしている。
 購入層は40~50代の男性が5割。ガスや火を使用しないため、子どもでも安心して使用できる。高齢の親にプレゼントしたいという声も目立っているという。
 価格はオープン価格で、ECサイトでは税込7680円。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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