アクア/セカンド冷凍庫が人気/コロナで販売台数2.3倍に (2022年3月17日号)

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「スリムフリーザー」設置イメージ

「スリムフリーザー」設置イメージ

 家電の企画販売を行うアクア(本社東京都、ト・キョウコク社長、(電)03―6778―2678)では、販売する冷凍庫の販売台数が20年~21年に掛けて、前年同期実績の2.3倍増となり、現在も販売が伸びている。
 コロナの影響で売れ行きがよかった冷凍食品を保管するのに、家庭用冷蔵庫の冷凍室だけでは容量が足りず、セカンド冷凍庫として購入する人が増えたようだ。
 主力機種は20年6月に発売された、COOL CABINET「AQF―GS13J」(税込5万6100円)。冷凍だけでなく、チルドや冷蔵に温度を切り替えられる。
 21年7月には横幅36センチメートルのスリムフリーザー「AQF―SF10K」(税込4万7300円)を発売した。冷凍庫に関するユーザー調査によると、置く場所がないため、セカンド冷凍庫の理想のサイズは幅が40センチメートルという結果が出た。これを踏まえ、設置の際の壁との隙間を想定し、両サイドに2センチメートルずつ余白を取り、幅36センチメートルの設計とした。
 キッチン以外に、リビングなどに置いても主張しすぎないシームレスデザインにした。ロゴもプリントではなく、プレスで入れて目立たないようにしたという。販売状況について、「想定の2倍売れている。コストコや業務用スーパーが人気で、買いだめする人が多いことも、冷凍庫に需要がある理由だと考えている」(河原優華氏)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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