リベラルソリューション 22年3月期/売上高は40億の見通し/上期伸び悩むも下期は回復傾向に (2022年3月17日号)

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 太陽光発電や蓄電池のテレアポ訪販を手掛けるリベラルソリューション(本社東京都、下田穣社長)の22年3月期における売上高は約40億円となる見通しだ。
 上半期の業績が思うように伸びなかったものの、下期は巻き返しを図って業績を回復させてきたという。同社の21年3月期の売上高は約50億円で、前年と比べると約10億円の減収となる見込み。
 コロナ禍に加えて世界的な半導体不足の影響から、エコキュート、太陽光パネル、蓄電池など省エネ商材の仕入れ数が激減する中、営業を工夫しながら取り組んできたという。なかでも、地域に応じて営業手法を変える施策を取る対策を講じて、地域密着型のマーケティングを展開。主力の営業方法だったテレアポから、ドアツードアや催事販売などに切り替えて、最適な方法で受注を獲得していった。
 21年9月に始めた塗装事業「リベラルペイント」も、今後の収益の柱に育てる計画だ。地域密着の営業を展開して、訪問営業や店舗集客など、プッシュ型とプル型の営業を使い分けて収益化に取り組んでいく。
 コロナ禍と半導体不足の影響から、採用にも影響が出始めているという。「時勢もあるだろうが、訪販の営業に対する見方が変わって、採用が難しい状態になっている」(下田社長)と強調している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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