キューサイ 21年12月期/売上高は4.5%増の256億円に/ヘルスケア事業は131億円超(2022年3月10日号)

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 健康食品や化粧品通販のキューサイ(本社福岡県、神戸聡社長)の21年12月期の売上高は、前期比4.5%増の256億1100万円だった。全社売上高のほとんどを通販事業が占めている。健康食品の通販事業が大半を占める「ヘルスケア」の売上高は、全社売上高の51.4%に当たる131億6400万円だった。EC化率については明らかにしていないが、徐々に高まっているという。
 キューサイの主力の健康食品は、ヒザ関節ケアの機能性表示食品「ひざサポートコラーゲン」だ。シンクタンクの矢野経済研究所によると、「ひざサポートコラーゲン」は、コラーゲン健康食品通販市場で、出荷金額が14年連続で1位になったとしている。
 キューサイは21年12月期において、オンライン上での顧客コミュニケーションに注力した。キューサイの青汁「THE KALE(ザ・ケール)」を使ったレシピを紹介するライブ配信を実施。商品の定期購入顧客や新規顧客が参加したという。女医の友利新氏をゲストに迎え、青汁と、美容のケアを絡めたトークショーなども行ったとしている。
 21年12月からは、オンラインイベントをインスタグラムのライブ配信でも行っている。
 こうしたオンライン上での取り組みが、顧客のロイヤルティーの向上につながったとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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