千趣会/化粧品子会社を譲渡/アクシージアに8.6億円で

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 千趣会は3月4日、連結子会社で化粧品の製造・販売を手掛けるユイット・ラボラトリーズ(本社山梨県、鈴木正之社長)を譲渡すると発表した。アクシージアに8億6000万円で全株主を譲渡する。株式譲渡予定日は4月1日付。
 ユイット・ラボラトリーズは17年6月、コスメ事業の強化と拡大を目的に、日水製薬の保有するニッスイファルマ・コスメティックス(現ユイット・ラボラトリーズ)の株式を取得し、完全子会社にした。
 ユイット社の自然派基礎化粧品における商品開発・製造ノウハウおよび店舗を中心とした販売ルートと、千趣会の通販事業におけるチャネルやプロモーションノウハウの相乗効果で、顧客サービスの向上と営業拡大を図ってきた。
 千趣会は現在進めている中期経営計画で、さまざまな価値観と生活調和を共創によって実現することを目指している。
 ユイット社においても今後発展していくには、アクシージアの傘下のもと、製品開発・製造機能の最大活用とブランディング強化、販路拡大を図り、さらなる成長を目指していくことが最善と判断。3月4日付でアクシージアと株式譲渡契約を締結した。
 ユイット社の21年12月期の業績は、売上高が前期比4.8%減の7億1700万円、営業利益は同63.3%減の1100万円、経常利益は同58.1%減の1300万円、当期損失は900万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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