アイビー化粧品 21年4―12月期/赤字幅が63%縮小/売上高は11.9%増の22億超 (2022年3月3日号)

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 化粧品訪販のアイビー化粧品の21年4―12月期(第3四半期)の売上高は、前年同期比11.9%増の22億6600万円だった。前年同期に3億8500万円の赤字となっていた営業利益は、1億4100万円の赤字となり、赤字幅が63.4%縮小した。21年4月以降、同社の販売員の対面販売活動が少しずつ回復。製品や販売方法に関する研修の、開催数や動員数が増加したことで、増収となったとしている。
 アイビー化粧品では21年4月以降、販売員に対して理念教育を行う研修の開催数が前年同期比で22%増加した。動員数は3%の増加となった。販売方法についての教育である基礎教育研修については、開催数が同13%増となり、動員数が同19%増加になったとしている。
 21年12月には、メーク製品「アイビー メークアップコレクションフォーチュントゥインクル」を発売し、顧客満足度が向上したとしている。
 利益面では、売り上げの増加に伴い、生産数が回復していることから、原価率が改善したという。さらに、販管費の管理を継続的に徹底したこともあり、赤字幅が縮小したとしている。
 アイビー化粧品では、22年3月期の通期の売り上げ目標として、前期比22.6%増となる42億円を掲げている。営業利益の目標は5億円だという。新型コロナの負の影響が、徐々に改善に向かうことや、「withコロナ時代」に向けた環境変化に対してオンラインツールを駆使し適応を進めることなどが、増収の要因となると予想している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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